人気ブログランキング | 話題のタグを見る

双子の赤ちゃんの妊娠・出産・育児をつづった日記です。二人の赤ちゃんは毎日元気にすくすく育っています。双子妊娠・子育て中のママにたくさん出会えますように。


by twin-lovechan
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

救われた思い

やっと双子の妊娠を受け入れられたのは6月の終わりだった。
それは、ここで産んでもいいよと言ってくれた、ある医師の言葉のおかげだった。
私は実家のある場所から、車で1時間のところにある隣の県の大学病院の産婦人科のO先生に、以前からお世話になっていた。
O先生には何でも相談する事ができ、とても信頼していた。
子どもが欲しいこともO先生に相談していた。
私が先生に妊娠報告をし、地元の産婦人科に拒否され、出産する病院に困っていると話したとき、
「双子かぁ・・・もしかしたら、喘息のリスクもあるから、総合病院でも断られるかもしれないよ。
でもこの病院まで今住んでいるところから、高速で3時間半、実家からでも1時間と遠いから、
通うのが大変だし、何かあったときにすぐに来れないから、
できれば実家からせめて車で30分のところでの出産がいいんだけどね。
とりあえず、一番近い総合病院に行ってみて。」と言われた。
そして、前回話したように、実家から30分のところにある総合病院でも拒否された。
涙が止まらずどうしていいかわからなかった。
双子の妊娠は、初期から2週間に1回の検診になる。
自宅から大学病院までは車で往復7時間、実家からでも往復2時間の運転を自分でして通院する事はできない。
私の妊娠はパパや実家の両親の協力が必要だった。
周りに迷惑をかけてしまうのが申し訳なくて、大学病院での出産に踏み切れずにいた。
かといって、他に双子を産める病院がなかった。
何度もパパと相談した結果、やはり設備の整った大学病院で出産するのが一番いいだろうとなった。
始めは遠方にある大学病院の出産に不安を抱いていた両親も賛成してくれた。
再びO先生の外来を受診し、「やっぱりね。断られると思った。ここで産んでもいいよ。」
その言葉と先生の優しい笑顔にほっとした。救われるような思いで涙があふれた。
O先生に出会えていてよかったと、心から思った。
1ヶ月かかり、やっと産む病院が決まり、安心したと同時に、双子の妊娠を喜ぶことができた。
双子の妊娠を受け入れるのに1ヶ月もかかり、お腹の二人に情けないママでゴメンネという気持ちでいっぱいだった。

こうしてパパに検診のある週末には車で2時間半の実家に送ってもらい、次の週末には迎えに来てもらい、また次の週末には実家に送ってもらうという、1週間おきに自宅と実家を往復する、パパとは半別居の生活が始まった。

救われた思い_b0135981_16363766.jpgこの頃のlovechanたちは、ママの気持ちをよそに元気にしてくれていた。
8週5日には16mm。なんて小さいんだろう。
予定日は来年の2月1日。
母子手帳も2冊もらい、お腹に二つの命があるのが信じられず、
嬉しい気持ちと不思議な気持ちだった。


きっとハイリスクな妊娠で産院に拒否され、どうしていいかわからない妊婦さんは
たくさんいますよね。
双子というだけで、嫌悪されてしまったら、どうしていいかわかりませんよね。
かといって大学病院がそばにあるとは限らない。
もっと、安心して赤ちゃんを産める環境が欲しいものです。

by twin-lovechan | 2008-04-14 16:39 | 妊娠前期